2006年 03月 21日
木村伊兵衛の13万コマ・よみがえる昭和の記憶
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先日、NHK教育テレビでETV特集「木村伊兵衛の13万コマ・よみがえる昭和の記憶」
という番組が放送された。
広告写真家からスタートした彼の眼は戦後の人々の暮らしをリアリスティックに捉え、
昭和という時代をカメラによって後世に残した写真家のひとりで、土門拳と共に日本に
おける「写真の原型」を築いた人として記憶されている。
その彼の没後30年を経て、彼の残した膨大なフィルムの中から、1953年の東京・本郷
森川町での「西片町附近」や、1959年の 秋田・大曲での「母と子」、1954年の
「永井荷風」などの作品と、その前後のプリントを紹介しつつ、どのような過程で傑作が
生まれたかを評論家の川本三郎や、写真家の荒木経惟や田沼武能が分析。
人々の生活の中へ飛び込み、リアルな人間の姿にレンズを向けている姿勢は写真界の
直木賞とも言われる木村伊兵衛写真賞に繋がり、彼の目指した写真は現代にも引き継が
れている。
ただ、昔と違い肖像権のうるさくなった現在では彼のような写真は撮れない時代になった。
街中の普通の人々の姿はもう残す事は出来ないのかもしれない.....
という番組が放送された。
広告写真家からスタートした彼の眼は戦後の人々の暮らしをリアリスティックに捉え、
昭和という時代をカメラによって後世に残した写真家のひとりで、土門拳と共に日本に
おける「写真の原型」を築いた人として記憶されている。
その彼の没後30年を経て、彼の残した膨大なフィルムの中から、1953年の東京・本郷
森川町での「西片町附近」や、1959年の 秋田・大曲での「母と子」、1954年の
「永井荷風」などの作品と、その前後のプリントを紹介しつつ、どのような過程で傑作が
生まれたかを評論家の川本三郎や、写真家の荒木経惟や田沼武能が分析。
人々の生活の中へ飛び込み、リアルな人間の姿にレンズを向けている姿勢は写真界の
直木賞とも言われる木村伊兵衛写真賞に繋がり、彼の目指した写真は現代にも引き継が
れている。
ただ、昔と違い肖像権のうるさくなった現在では彼のような写真は撮れない時代になった。
街中の普通の人々の姿はもう残す事は出来ないのかもしれない.....
by eastend0002
| 2006-03-21 20:00
| テレビ