2006年 09月 15日
大根祭
|
歓喜天(かんきてん)を祀る別堂「聖天(しょうてん)」は明治期から花街の信仰を
集めていた。
でも何故大根なのかって疑問に思うでしょ?
秋だから豊作を祝ってって思うのが普通なのだろうが、お寺の周りには畑も農家も
ない。
象牙を大根に見立て奉納し、それを大根鍋として振る舞っている。
大鍋で作られる大根鍋は鍋と言っても中身はおでん、大根を輪切りにして煮込み
味噌を上に乗せて供される。
朝晩冷えはじめるこの時期、おでんは身も心も暖めてくれる。
舞台では大根座一座が方言を交えた演劇を披露、詰めかけた聴衆の笑い声が響く。
素人演劇ながらそこには地域に根ざした人々のつながりも見え、何とも微笑ましい。
ところでお祭りに付き物の幟(のぼり)だが、大根2本が絡み合うユニークな柄。
ちょっと意味深だなぁ。
by eastend0002
| 2006-09-15 21:00
| お祭り