2008年 01月 04日
函館時間と地球時間・宇宙時間
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宇宙時間・展」と題された、3人の作家さんによる時計が飾られている。
(1/3〜1/30)
新しい年を迎え、最初の作品展のテーマを【時間】にするなんて村岡さんのセンスに
感心しきり...
そして、そのテーマに負けない作品が集まるからすごい。
ばかり、物語性の高いその作品は絵画を思わせる。
同じく函館在住の丹保健司さんは、ガラス玉をステンレスや木の枠で挟んだ時計を出品。
ステンレスとガラスの組み合わせは硬質的なのに、枠を木に変えただけでとても柔ら
かい表情になるから不思議だ。
プランニング・ディレクターで、「リビングワールド」の代表でもある西村さんは、
そのweb siteでもその作品を販売している。
その作品とは『砂時計』。
In this timeシリーズと括られた砂時計たちには「100人の子どもが生まれる時間」、
「4分33秒という沈黙の楽曲」などと、ユニークな名前がついている。
昨年12月に出来たばかりの新作も飾られていて、木枠を取り除いたガラス単体の
対になった砂時計には「太陽の光が地球に届く時間」と「月光が地球に届く時間」
という途方もない作品名が.......
打ち込まれた約8万の点によって地球が属するわが銀河系が浮かんでいて、人間の感覚と
しての時間よりも悠久な宇宙的時間が閉じ込められている。
どれも手作りならではの値段だが、眺めているとこちらの時間もゆっくりと流れていく
ような感じがしてならない。
by eastend0002
| 2008-01-04 20:00
| 美術&絵画