2008年 03月 15日
『手紙手帖』
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今日、紹介したい本は......
木村衣有子:著『手紙手帖 — あの人は、どんな手紙をくれるかしら』
(祥伝社 2006/06)
インターネットや携帯電話の普及で、それまで手紙や葉書で伝えていた事がE-メールで
気軽に手早くできるようになった。
しかしそこには書き文字の優しさがなく、手軽な分だけ相手に対する気持ちも平たんに
なってしまうような気がする。
著者が最初にこう述べている。
ひとり綴った手紙は、宛てた誰かひとりに読んでもらうためだけ存在する。
差出人の手元にも残らない。
手紙は、いさぎよくはかない。
だから、少し気をつけて書かないと。
そんな気持ちから著者は、
【第一章】手紙の基本.....便箋、封筒、葉書の選び方や四季のあいさつについて
【第二章】手紙の必需品.....便箋やペンなどの用具のオススメの店の紹介
【第三章】手紙と人.....著者のお友達などの手紙の思いについて
【第四章】手紙についての本.....三島由紀夫や夏目漱石などの手紙に関する作品の紹介
に分けて、手紙の世界へと導いてくれる。
随所に、切手や便箋の折り方などのコラムがあったり、「赤インクは絶交を意味する
ので使わないように」などの豆知識がはさまったりしている。
手紙についての実用書としては本書は少々物足りないだろう。
しかし、手紙にまつわる物や事にロマンを感じさせてくれるには十分。
自分の大切な人&好きな人に「手紙が書きたい」気持ちにさせられたのは、著者の思惑に
はまったからだろう。
著者には他にも「東京カフェ案内」や「京都のこころA to Z」など東京と京都に関する
著作も多い。
一度読み溜めしてみたいなぁ。
(祥伝社 2006/06)
インターネットや携帯電話の普及で、それまで手紙や葉書で伝えていた事がE-メールで
気軽に手早くできるようになった。
しかしそこには書き文字の優しさがなく、手軽な分だけ相手に対する気持ちも平たんに
なってしまうような気がする。
著者が最初にこう述べている。
ひとり綴った手紙は、宛てた誰かひとりに読んでもらうためだけ存在する。
差出人の手元にも残らない。
手紙は、いさぎよくはかない。
だから、少し気をつけて書かないと。
そんな気持ちから著者は、
【第一章】手紙の基本.....便箋、封筒、葉書の選び方や四季のあいさつについて
【第二章】手紙の必需品.....便箋やペンなどの用具のオススメの店の紹介
【第三章】手紙と人.....著者のお友達などの手紙の思いについて
【第四章】手紙についての本.....三島由紀夫や夏目漱石などの手紙に関する作品の紹介
に分けて、手紙の世界へと導いてくれる。
随所に、切手や便箋の折り方などのコラムがあったり、「赤インクは絶交を意味する
ので使わないように」などの豆知識がはさまったりしている。
しかし、手紙にまつわる物や事にロマンを感じさせてくれるには十分。
自分の大切な人&好きな人に「手紙が書きたい」気持ちにさせられたのは、著者の思惑に
はまったからだろう。
著者には他にも「東京カフェ案内」や「京都のこころA to Z」など東京と京都に関する
著作も多い。
一度読み溜めしてみたいなぁ。
by eastend0002
| 2008-03-15 20:00
| 本&新聞