2008年 09月 21日
復刻・南京そば試食会
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日本人はラーメンが大好きだ。
ご当地ラーメンは大流行だし、カップラーメンやインスタントラーメンは小麦粉の値上り
にも関わらず売れている。
すでにラーメンは国民食となっている。
そんなラーメンが日本に登場したのは明治43年(1910)の東京・浅草の「来々軒」が
最初とされている。
しかし、明治17年(1884)の函館新聞に「南京御料理 養和軒 アヨン」という店の広告が
掲載されていて、そこには「南京そば十五銭」の文字が見られる。
ラーメンという呼び名は戦後のもので、元々は「支那そば」とか「中華そば」と呼ばれて
いた。
華僑の人の多かった函館に中華料理の流れである「中華そば」が入って来たのはかなり
早かったろう。
そして中国料理の味の基本が塩味だというつながりから最初期の「中華そば」が塩味
ベースだったのは当然と考えられる。
そう考えると、日本最初と言われる浅草のラーメンが醤油ベースというのはちょっと
違うような気がする。
(全国各地にご当地ラーメンは数あれど、塩スープのラーメンは函館が筆頭だろう)
函館は来年、開港150周年を迎える。
それを前に、プレイベントとして10/12・13の両日に【開港5都市・麺フェスタ】が
開かれ、他の開港都市(新潟・横浜・神戸・長崎)からラーメン店・4店が出店。
迎え撃つ函館は、明治の「南京そば」を当時の味に限りなく近付けたラーメンで応戦。
市内有名ラーメン店店主や製麺会社などが当時の味を再現しようと試行錯誤、自信作に
仕上がったそうだ。
今日はそんな「南京そば」を事前抽選で当たった市民100人が試食。
我が家も幸運な事に選ばれてテーブルにつく事ができた。
麺は全粒粉をブレンドした道産小麦で打ってあり、麺の太さは中細程度、現在の麺に
比べるとツルツル感は少し落ちる。
しかし、噛んでいくと独自の味が口の中に広がる。
これが、鶏ガラで取った透き通ったスープに絡むと、何とも懐かしい味となる。
そう、僕が小さな頃、まだラーメン店などが無い時、蕎麦屋で出されていたラーメンの
味に近い。
トッピングは錦糸卵にほうれんそう、銀杏にねぎの細切り、そしてチャーシューの代わり
に鶏肉ハムが乗っている。
錦糸卵とねぎの細切りが麺と絡まって口へと入る。
錦糸卵は正解だなぁ、よくぞ入れてくれました。(*^_^*)
チャーシューは現代のラーメンでは必需品のようになっているが、チャーシューだと
かなり味が濃い。
やさしい塩味のスープに入るとチャーシューばかりが主張してしまう。
昔の塩ラーメンはチャーシューではなくてハムが入っていたのを思うと、鶏肉ハムも
大正解だ。
普通のラーメンと比べるとインパクトは弱いと思う。
しかし、ラーメンの原点を知る意味では是非食べてもらいたい。
会場では概ね好評で、これでいけば麺フェスタでは好評を受けると思う。
ただ、中には復刻ラーメンという意味あいを分っていない人もいて、「今のより美味
しくない」という声も聞いた。
応募したのは無料でラーメンが食べられるからか??
そういう人がいたというのはとっても残念だ。(悲)
ご当地ラーメンは大流行だし、カップラーメンやインスタントラーメンは小麦粉の値上り
にも関わらず売れている。
すでにラーメンは国民食となっている。
そんなラーメンが日本に登場したのは明治43年(1910)の東京・浅草の「来々軒」が
最初とされている。
しかし、明治17年(1884)の函館新聞に「南京御料理 養和軒 アヨン」という店の広告が
掲載されていて、そこには「南京そば十五銭」の文字が見られる。
ラーメンという呼び名は戦後のもので、元々は「支那そば」とか「中華そば」と呼ばれて
いた。
華僑の人の多かった函館に中華料理の流れである「中華そば」が入って来たのはかなり
早かったろう。
そして中国料理の味の基本が塩味だというつながりから最初期の「中華そば」が塩味
ベースだったのは当然と考えられる。
そう考えると、日本最初と言われる浅草のラーメンが醤油ベースというのはちょっと
違うような気がする。
(全国各地にご当地ラーメンは数あれど、塩スープのラーメンは函館が筆頭だろう)
それを前に、プレイベントとして10/12・13の両日に【開港5都市・麺フェスタ】が
開かれ、他の開港都市(新潟・横浜・神戸・長崎)からラーメン店・4店が出店。
迎え撃つ函館は、明治の「南京そば」を当時の味に限りなく近付けたラーメンで応戦。
市内有名ラーメン店店主や製麺会社などが当時の味を再現しようと試行錯誤、自信作に
仕上がったそうだ。
今日はそんな「南京そば」を事前抽選で当たった市民100人が試食。
我が家も幸運な事に選ばれてテーブルにつく事ができた。
比べるとツルツル感は少し落ちる。
しかし、噛んでいくと独自の味が口の中に広がる。
これが、鶏ガラで取った透き通ったスープに絡むと、何とも懐かしい味となる。
そう、僕が小さな頃、まだラーメン店などが無い時、蕎麦屋で出されていたラーメンの
味に近い。
トッピングは錦糸卵にほうれんそう、銀杏にねぎの細切り、そしてチャーシューの代わり
に鶏肉ハムが乗っている。
錦糸卵とねぎの細切りが麺と絡まって口へと入る。
錦糸卵は正解だなぁ、よくぞ入れてくれました。(*^_^*)
チャーシューは現代のラーメンでは必需品のようになっているが、チャーシューだと
かなり味が濃い。
やさしい塩味のスープに入るとチャーシューばかりが主張してしまう。
昔の塩ラーメンはチャーシューではなくてハムが入っていたのを思うと、鶏肉ハムも
大正解だ。
普通のラーメンと比べるとインパクトは弱いと思う。
しかし、ラーメンの原点を知る意味では是非食べてもらいたい。
会場では概ね好評で、これでいけば麺フェスタでは好評を受けると思う。
ただ、中には復刻ラーメンという意味あいを分っていない人もいて、「今のより美味
しくない」という声も聞いた。
応募したのは無料でラーメンが食べられるからか??
そういう人がいたというのはとっても残念だ。(悲)
by eastend0002
| 2008-09-21 22:00
| イベント