2008年 11月 11日
計量展「計量ひろば」
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行ったら、2Fで計量展「計量ひろば」が行われていた。(11/11〜11/12)
らけた「計量記念日」にちなんだもので、計量制度の啓蒙事業の一環。
会場では、身長・体重・体脂肪などの測定コーナーや、計量制度を歴史の流れで表わ
したパネルの展示、体感で長さや重さを当てるゲームコーナー、現在使われている種々
の計測機などが展示され、広く市民に計量制度のPRを行っていた。
また、北ガスと水道局のメーターなども展示され、これらも計量器のひとつと認識。
記念館クラスの貴重品で、めったに目に出来ないものらしい。
また、昔、お使いで行った店で見かけた事のある皿計り?があったり、実家で昔見かけた
棒ばかりが見られたりして、しばし昭和レトロな感覚を味わった。
江戸時代、金貨や銀貨の鋳造や鑑定・検印を行っていた金座や銀座と同様に、全国の
秤の製造・検定・頒布を行っていた秤座(はかりざ)が存在していた。
秤座は江戸と京都に置かれて、江戸秤座は守随氏、京都秤座は神(じん)氏が管掌。
後に秤座は守随氏に統一されたが、独占された検定・頒布は江戸からのみ行われ、
地方の商人などは不便このうえなかったようだ。
江戸秤座の出張所が設けられたそうで、明治8年には函館秤座として全道の度量衡の
検定などを一手に引き受けていたそうだ。
全国に銀座の名前が残り、函館にも銀座通りの呼び名があるものの、秤座が存在した
事は初めて聞いた。
そんな流れから、函館には昔からメートル原器から作られた標準尺が存在、会場には
それも置かれていた。
(なお、現在はメートル原器ではなく、物理現象による長さの定義に改められている)
せっかくの興味深い展示だったのだが、期間が短く平日だった事と、開催の案内が
周知徹底されていなかったのが残念。
きっと来年も開催されるのだろうが、そんな点が改善されて、是非多くの人が来場
するように努力して欲しいものだ。
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by eastend0002
| 2008-11-11 20:30
| 個人ネタ