2006年 08月 23日
ハチドリのひとしずく
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今夜のニュースが伝えていた。
元々はアンデスの古い民話なのだが、わずか17行の文の締めの「私は、私に
できることをしているだけ」に多くの人が共感しているそうだ。
話は、
ある森で火災が起こり多くの動物が逃れている。
その中で一羽のハチドリがくちばしに一滴の水をふくみ燃える森の上に垂らしている。
動物たちは「そんな無駄な事をして....」と口々に言うが、ハチドリは何度も一滴の
水を垂らし続ける。
ハチドリは言う。「私は、私にできることをしているだけ」
物語はそこで終わっている、後の話は読む人が想像するだけ.....
普通にいってハチドリがいくら頑張っても森は燃えてしまうだろう。
しかし塵も積もれば山となるの例えのように、小さな力も続ける事で何かが
成し遂げられるだろうと伝えたいようだ。
実際にこの物語がもとで「ハチドリ計画」なるものが立ち上がり、環境問題について
個人が出来る範囲で行動しようと考える人が増えているそうだ。
マイ箸を持って歩いて、割り箸の消費による森林資源の減少を押さえようとしている
人もいる。
今の世の中、自分の事ばかり考えて他人の事にはお構いなしという流れがあるが、
ほんのちょっとでいいから誰かのため&何かのために事を起こすというのはとても
大切な事だろう。
それは難しい事ではなく、毎日のように必ずできる「ちょっと」した事。
要は環境問題だけではなく何に対してでもいいのだ。
しかしこの話、かなり昔にも気いた事があるが、今話題になるというのは時代がこの
話に合うようになったという事だろうか。
by eastend0002
| 2006-08-23 23:00
| テレビ