2007年 03月 09日
彫刻を愛でる
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最近ニンテンドーDSのTVCMで彫刻家ロダンの「考える人」を使ったバージョン
が流されている。
若いカップルが美術館で「考える人」を観て、ミケランジェロの作品と答える
ものだが、若い人に彫刻は馴染みのないものなのかもしれない。
(それにしてもロダンを知らないなんて....悲)
日本では美術と言うと絵画が真っ先に来るが、欧米では彫刻と絵画は同等の
扱い、外国の美術館なんて入ってすぐに彫刻が飾られているくらい。
そんな彫刻(彫塑)の認知度を高めようと教育大函館校の彫刻専攻の学生が
卒業生にも参加を呼びかけ13人が参加した「NORTHERN BLOW 2007」が
市内元町のいるかギャラリーで開かれている。(3/8〜3/13)
"北からの風"の題の通り、彫刻をもっとメジャーにする風を吹かそうと各自が
1点ずつを出品、先日の芸ホでの美術作品展で拝見した作品も飾られていた。
最近では珍しい木像の作品「夢心地」の諸富さんや、セメントで作られた矢野さんの
「ユラメキ」、昨年卒業なさった加賀さんや羽深さんの作品などが見られた。
代表の福井さんと少しお話をしたが、彫塑に対する意欲がひしひしと伝わった。
隣の会場では代表のひとりでもある佐藤志帆さんの個展も合わせて開かれていた。
佐藤さんは本年度の全道展で「沈黙する記憶」が道新賞を受賞するなどその実力が
高く評価され、まだ24歳ながら全道展の会友に推挙されたほど。
過去に発表された人体彫刻16点が展示されていて、その力強いエネルギーに圧倒
される。
今年大学院を修了しても函館に留まり創作に励むそうで、また作品を目にする事が
できそうだ。
先日の美術作品展でも思ったが、後年美術教室の学生が全て卒業してしまったら
このように作品を拝見する機会は本当に減ってしまうだろう。
新作は無理にしても過去の作品を何らかの形で見る場所や機会は作れないのだろうか。
市は、「パブリックア−ト」として市内の観光地を中心にブロンズ像を製作&展示
しているが、そのほとんどは函館市とは縁のない人に作成を依頼している。
函館の美術の振興も兼ねて、地元で創作に励んでいる人や地元と縁の深い人(教育大
の卒業生や函館出身者など)に積極的に創作を依頼してはどうなのだろう。
が流されている。
若いカップルが美術館で「考える人」を観て、ミケランジェロの作品と答える
ものだが、若い人に彫刻は馴染みのないものなのかもしれない。
(それにしてもロダンを知らないなんて....悲)
日本では美術と言うと絵画が真っ先に来るが、欧米では彫刻と絵画は同等の
扱い、外国の美術館なんて入ってすぐに彫刻が飾られているくらい。
卒業生にも参加を呼びかけ13人が参加した「NORTHERN BLOW 2007」が
市内元町のいるかギャラリーで開かれている。(3/8〜3/13)
"北からの風"の題の通り、彫刻をもっとメジャーにする風を吹かそうと各自が
1点ずつを出品、先日の芸ホでの美術作品展で拝見した作品も飾られていた。
最近では珍しい木像の作品「夢心地」の諸富さんや、セメントで作られた矢野さんの
「ユラメキ」、昨年卒業なさった加賀さんや羽深さんの作品などが見られた。
代表の福井さんと少しお話をしたが、彫塑に対する意欲がひしひしと伝わった。
佐藤さんは本年度の全道展で「沈黙する記憶」が道新賞を受賞するなどその実力が
高く評価され、まだ24歳ながら全道展の会友に推挙されたほど。
過去に発表された人体彫刻16点が展示されていて、その力強いエネルギーに圧倒
される。
今年大学院を修了しても函館に留まり創作に励むそうで、また作品を目にする事が
できそうだ。
先日の美術作品展でも思ったが、後年美術教室の学生が全て卒業してしまったら
このように作品を拝見する機会は本当に減ってしまうだろう。
新作は無理にしても過去の作品を何らかの形で見る場所や機会は作れないのだろうか。
市は、「パブリックア−ト」として市内の観光地を中心にブロンズ像を製作&展示
しているが、そのほとんどは函館市とは縁のない人に作成を依頼している。
函館の美術の振興も兼ねて、地元で創作に励んでいる人や地元と縁の深い人(教育大
の卒業生や函館出身者など)に積極的に創作を依頼してはどうなのだろう。
by eastend0002
| 2007-03-09 20:00
| 美術&絵画