2008年 01月 06日
写真展「岡村昭彦の軌跡」
|
岡村昭彦氏の写真展が開かれている。(12/24〜1/12)
1960〜70年代のベトナム戦争を取材、その写真がアメリカの「LIFE」紙に紹介され、
世界的に認められるようになった彼だが、函館とはとても深い縁がある。
東京で生まれ、東京医科大を中退の後、旧上磯町のトラピスト修道院で働き、函館の
本屋の娘さんと結ばれた後、東京に戻り、安保闘争や部落開放運動に参加、通信社の
臨時特派員としてタイやラオスなど東南アジアを取材、ベトナムやカンボジアでの
戦争取材を通じてその存在が広く知られるようになる。
その後もアフリカや北アイルランドなどの紛争地を精力的に取材、世界的なフォト
ジャーナリストとなる。
晩年はバイオエシックス(生命倫理)やホスピスに傾倒、日本に初めてその理念を紹介、
1985年・56歳で亡くなるまでその運動を続けた。
協力で、岡村昭彦のフォトジャ−ナリストとしての足跡を取材写真を通して見る事が出来た。
世界各地での紛争による凄惨な姿は、時がどれだけ経っても心を締め付ける。
しかし、形は変わっても今も世界のどこかで同じように地の流れる地域があるのだ。
by eastend0002
| 2008-01-06 20:00
| 写真&風景