2008年 12月 06日
三箇三郎「絵画する-心の旅路」展
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戦後まもなくして函館を代表する画家・田辺三重松に師事、市内の中学校で教師を
つとめながら全道展や行動展へ出品。
教職の中、創作活動に励み続け、82年に退職の後もその意欲は全く衰えず、82才になる
今でも絵筆を持ち描き続けている。
そんな三箇さんの絵画の原点ともなる昭和16年作の「水差しとリンゴ」から、今年の
第63回行動展への出品作「氷海方陽」まで、多くの作品の中から60点を展示。
絵具やキャンバスの手に入りづらい初期の時代から、抽象画の時代、具象への回帰、
退職を契機とした道東・流氷の時代、そして自然とのより深い対話の時代へと展示は
続いていく。
そんな三箇さんの個展の初日の今日、三箇さん本人によるアーティスト・トークが
行われ、個々の作品の出来上がる過程や背景が解説された。
数年前まで市内柏木町にあったアートギャラリー・タカギで小品展を毎年開催なさって
いて、そのたびにお邪魔してお話させていただいていたが、60号から100号を超える
サイズの大作を一同で拝見するのは初めてだった。
後期の作品に多く見られる赤を主体にした彩色の絵(特に夕陽や山)はとても印象的。
これからも健康に留意して描き続けて欲しい。
p.s.
三箇三郎さんはホームページをお持ちで、そちらでは今回の展示作品を含む諸作を
見る事ができる。
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by eastend0002
| 2008-12-06 21:00
| 美術&絵画